型破り、そして形なし

「なぜトヨタは人を育てるのが上手いのか」という本の中で紹介される、教育家・無着成恭さんの言葉です。

  • 形を持つ人が、形を破るのが型破り。形がないのに破れば形なし

基本の大切さを表したとても素敵なお言葉だと思います。
選手それぞれの個性を大切に考えているつもりなのに、基本の大切さを振りかざし、「それは選手の個性を尊重していないのでは!?」と自問自答の毎日。
例えば、天才的に右足の能力が高い選手がいたとしても、左足の練習を指示したり、FWの選手にもディフェンス能力を求めたり・・・。
破るべき「形」なのに、その求めるレベルが自分の中でだんだん上がってきています。
それでいいのでしょうか。
でも、破りがたい形だからこそ、破った時はとんでもないことになりそうな、そんな気もしながら指導をしています。
答えを出してくれるのは、頑張ってくれている選手のみんな。
最高の型破りを見せて、世界に羽ばたいてもらいたいと思います。