「将棋の子」大崎善生

今朝の新聞に、将棋アマチュアの会社員、瀬川晶司さんが編入試験を合格し、見事プロ棋士になったとの記事を見つけました。
将棋界では、厳しい年齢制限のある棋士養成機関「奨励会」を勝ち抜いて２６歳までに四段に上がらないとプロ棋士にはなれないとのルールがあります。
「将棋の子」はその奨励会に青春のすべてをかけ、夢が叶わず退会していく若者達の、途方もない挫折の先に待ちかまえている厳しく非情な生活を、優しく温かく見守る感動の一冊です(ノンフィクション)。
今回の対局を通じ、日本将棋連盟はプロ編入試験について検討する委員会を近く発足させるとの事。
門戸を広げる事がいいのか、悪いのか。厳しさが失われるのでは、と様々な意見があるようですか、日本の将棋界がどう変わっていくか、楽しみです。