vendredi

kozakura142007-03-30

お早うございます。
大好きなプロフェッショナルが木曜日から火曜日の放送へ変りました。
今週はその第一回目。ゲストはなんと宮崎駿さん。
会話にバスが登場するたびに「メイちゃん行き!?」とネコバスネタを持ち出してしまう病の僕。
一体どんな放送になるのかと予告があった時点からとても楽しみにしていました。
ディレクターさん一人と一つのカメラということでOKが出たと言う今回の撮影。
指定した条件で、出来るだけ自分を解放した姿で取材に応じようとしたのかどうか、それは僕にはわかりませんが、そこに描かれていたのは、ありのままの宮崎さんだったように思います。
変わり者のおじさん。
だけど、今回の放送でそのおじさんのステキな言葉が、僕にとってとても安心感を与えてくれました。
テレビを見ながら書き留めたそんな言葉達をいくつか紹介したいと思います。

  • 仕事に直接関係のあるものだけやっていたら仕事にならない。僕の仕事のもとって仕事に関係のないことの中から出来ている。一番子どもたちに宮崎さんが伝えたいこと、送りたいものってなんなんですかっ?そんな茂木さんの問いには、-僕は、映画は映画なって、映画として恥ずかしいものにならない。とにかく映画として一応かたちになっているものつくるってので精一杯なんですよ。子ども達にこれを伝えるためにこれを作るってものはかっこいいけど信用できない。子どもたちにつまらないと言われたくないじゃないですか。こっちのが先ですよ。

子どもが面白いと思ってくれるものは何というものを言葉にするとなんですか?そんな住吉さんの問いには、

  • 世の中一般的にいっぱい言われているような、そのこういうことを訴えたいと言うか、で、作品を作ったものはつまらないものです。

・・・(T・T)。

そして衝撃的だけど、どこかでほっとしてしまったディレクターさんとのやり取りです。

  • 孤独になるのは作品を作るうえで絶対必要な時間なんですか?
  • そんなのわからりゃしないじゃない。人によってみんな違うでしょ。

僕は不機嫌でいたい人間なんです、本来。自分の考えに全部浸っていたいんです。だけど、それじゃならないと思うから、なるべく笑顔を浮かべている人間なんです。みんなそういうものをもっているでしょ。

安心しました。
そして、もう一度、宮崎作品を見直したいと思いました。
僕にもわかる、作品のメッセージ以外の、もっともっと大切なことを少しでも感じられるといいなと思います。

そんな思いを抱きつつ今日から中学生の合宿に出かけてきます。
目的地は茨城県神栖市
バスのり〜の、テンションあげ〜の、がっしゅく〜の、とつぎーの。
です。
3泊4日のなかで、みんながもっと輝ける子どもたちになってくれることを祈りつつ。
写真はバイト先に近くの公園に咲いていたサクラ。
では、行ってきます。