「星に憑かれた男」ウィリアム・エチクソン著 小林千枝子訳(青山出版社)

  • ミシュランの三つ星を狙え」天才シェフ、ベルナール・ロワゾー奮闘記。ブルゴーニュの豊かな大地に繰り広げられるかくも美味しいドキュメント。本書は、美しく豊饒な田園地帯ブルゴーニュを舞台に、ロワゾー率いる『ラ・コート・ドール』チームの感動の“料理冒険物語”である。また、ブルゴーニュの文化と歴史、ミシュラン審査員の知られざる作戦、ワインやチーズ、最高の食材と料理法から見事なサービス精神に至るまで、フランス料理をめぐる興味深いエピソードに彩られている。そしてなにより『星に憑かれた男』、人間ロワゾーの野心と情熱に溢れたサクセス・ストーリーである。

シェフに薦められ、お借りして読んだ本書。
ミシュランの3つ星にそのような深い物語が潜んでいたなんて〜!という驚きの連続であっという間に読み終わりました。
レシピや料理の写真が掲載されている本より、料理人の哲学が描かれている絵の無い本が好きというシェフが薦めてくれた意味がよく分かる本書。
読み進めていくうちにロワゾーさんの人間味にひきつけられる自分がいました。
飲食にかかわる人もそうでない人も、とても楽しめる一冊だと思います。
あぁ〜、ブルゴーニュに行きたくなっちゃいました〜。