「良寛さんの愛語」新井満(考古堂)

  • 「愛語」とは、相手をやさしく思いやる言葉のこと-。道元が著し、良寛が全文を書き写した「良寛さんの愛語」の自由訳、全文釈文、「愛語」のことばの意味などを収録する。

久々に、良寛さんの本が読みたくなり購入しました。
相手をやさしく思いやる言葉の愛語、それを発することで新たな発見があることが、以下のように記されておりました。

類が友を呼ぶように
愛語は、もう一つの別の愛語を
呼び寄せます
愛語を発していると
それまで気づかなかった意外なことに
気づくようになります。
それは、他人が発している愛語
その背後にかくれている愛心です
そのことに気がつくと
感謝の心が広がります
ありがたいなあ
かたじけないなあ
もったいないなあ
愛語は、新たな愛語を呼び
愛語は、新たな愛心を増やします
よろこびの輪が
大きく広がります

自分が愛語を発することで、ほかの人の愛語に気づく。
相手が、どれだけ自分を思ってくれているか、そうか、あの人はここまで考えてくれていたのだなときちんと気がつける。
自分の発する言葉だけでなく、相手の言葉に潜む愛語を感じることで、よろこびの輪が広がるのですね。
素晴らしい〜!!!
今日から愛語探し週間スタートしたいと思います。
良寛さん、素敵なお話ありがとうございました。