「奇跡の医師―東洋一の個人総合病院・上海福民病院を造った慈愛の医業」 南堀 英二 (光人社刊)

  • 小豆島の僻村に生まれ、東京帝大医学部に学び、中国大陸、上海で患者の国籍・人種を問わず、命を救うことに奔走し、中国民衆が信頼を寄せた偉大な日本人医師頓宮寛―その奇跡の医業。医学者・荻野久作歌人・齋藤茂吉と同窓、魯迅・内山完造と親しく、欧米型のオープンクリニックを実践した5ヵ国語を操るコスモポリタンな生涯。

先日本屋さんで目が合った本がこちらです。
そして、我がセレンディピティに再び感謝。
ものすごく、ものすごく面白かった。
まず、頓宮寛さんという方をはじめて知りました。
学校の歴史で習うのかな。
僕はとにかく初めて知りました。
そして衝撃を受けました。こんな素晴らしい日本人がいたなんて、と。
ま〜とにかく、みなさんに読んで欲しい。
頓宮寛さんが生きた時代の背景、中国と日本の関係、歴史なども同時に学べます。
上海から帰国後、小豆島に総合病院を設立する際、院長になった頓宮さんが、この島から病気の人がいなくなるよう頑張りますといい、それに対し病気の人がいなくなったらこの病院は赤字になりますよと行った方への一言。
「大丈夫です。そうなったら世界中から患者さんがやってきます」
くぅ〜(≧ω≦)/。
しびれます。
大きくて、優しくて、あったかい。
そんな日本人がいたことを知れてよかったです。
皆さんも是非読んでみてください。
本当に面白かったです。