蝉しぐれ

  • 江戸時代の東北の海坂藩。下級藩士の牧文四郎(市川染五郎)の父(緒形拳)は、藩の派閥抗争に巻き込まれ、冤罪によって切腹を命じられた。以後、文四郎は謀反をおこした父の子として数々の試練にさらされるが……。
  • 藤沢周平作の長編時代小説を市川染五郎主演で映画化した時代劇映画。監督は『英二』の黒土三男が担当し、主人公が想いを寄せ続ける女性のふく役には木村佳乃がふんする。イメージソングは完成した映像を見て感銘を受けた一青窈が手がけた「かざぐるま」。日本各地でロケを敢行し、収められた美しい自然の数々が、物語をさらにドラマチックに盛り立てている。

久々に時代劇が見たくなり、というか藤沢周平さんの作品にふれたくなり、休日の日にのんびり鑑賞しました。
日本の美しさが存分に出ている、本当に綺麗な作品です。
市川染五郎さんも、木村佳乃さんも抜群の演技。
「好き」だと言葉にしないであれだけ「好き」という感情を伝えることの出来る素晴らしさったらありません。
貧困とお家騒動という運命に巻き込まれる二人。
切なさで胸が少々きゅんきゅんしますが、皆様にも是非観ていただきたい映画の一つになりました。