「立ち上がれ日本人」マハティール モハマド、Mahathir Bin Mohamad、 加藤 暁子 (新潮新書)

  • 日本は、いつまでアメリカの言いなりになり続けるのか。なぜ欧米の価値観に振り回され、古きよき心と習慣を捨ててしまうのか。一体、いつまで謝罪外交を続けるのか。そして、若者は何を目指せばいいのか―。日本人には、先人の勤勉な血が流れている。自信を取り戻し、アジアのため世界のためにリーダーシップを発揮してほしい。マレーシアの哲人宰相が辞任を機に贈る、叱咤激励のメッセージ。

ルック・イーストの提唱者マハティールさん。
目指して頑張ってきたからこそ、今の日本に感じる歯がゆさ。
それが、ぎっしり詰まった作品になっています。
人口2800万人のマレーシアが、22年には先進国の仲間入りを目指し、必死になっている今。
日本は、日本人は・・・。
日本人の一人として、この本を読んで熱くならないわけがなく、マハティールさんに胸を張って伝えられる日本に再びなることができるよう、自分のできることを一生懸命頑張りたいと、大いに感じた本でした。
海外に出ると、海外の方から日本のよさを教えていただくことが多々あります。
それも嬉しいのですが、やはり、自分自身で日本のよさをかみしめ、それを伝えていける人間になりたいと思います。