「わが子を天才に育てる家」 八納 啓造

  • 勉強部屋は本当に必要か?その子本来の才能をぐんぐん伸ばし、コミュニケーション能力、創造力をアップさせる家の考えかたや設計の事例を具体的に紹介します。

子ども部屋はあるほうがいいのか、ないほうがいいのか、リビングは、キッチンは、ヨーロッパでは、アメリカでは、日本では・・・。
いろいろな角度から家作りについて、考えさせてくださる素晴らしい本でございます。
結局は間取りや部屋数といった目に見えることではなく、家族がどうありたいか、子どもたちとはどう接していきたいか、家に招く人とはどのような距離でいるかという家族の「こうありたい」という気持ちが大切なんだなと感じました。
気持ちを具現化するのが「家」ですが、勉強部屋があるからといって勉強をするわけではないんですよね。
勉強部屋がないからといって勉強をしないわけでもない。
その子の学習に家族がどう向き合っていくか。
勉強だけではなく、人として育っていくということについても・・・。
本を与えたからといって本好きになるわけではない。
住環境作りのスペシャリスト八納さんのお話を読ませていただき、またまた人を育てる問いことの奥深さを知りました。
とても素敵な本。ありがとうございます。